日本科学振興協会(JAAS)は,「日本の科学を、 もっと元気に。」という趣旨で活動をされている団体です.
今回,JAASの第1回総会・キックオフミーティングが開かれるということで,ポスターセッションをする人を公募するということだったので応募したところ,採択いただきました.
演題:
日本の科学を「寄付」で元気に!
―寄付者・研究者に知ってほしい3つの寄付研究と日本の課題―
日時:2022年6月20日(月)14:30-16:30 ポスターセッション5の中のプログラムです.
参加費:無料
参加方法:フルオンラインです.下記をご参照ください.
https://jaas2022online-program.peatix.com/
抄録:
下記のp40に,今回の発表の抄録が掲載されています.
https://www2.aeplan.co.jp/jaas2022/wp-content/uploads/2022/06/abstracts220606.pdf
上記では改行がないので少しわかりづらいと思いますので,当日のお話のポイントをこのブログ記事にも掲載しておきます.
今回は,科学・学術研究に取り組む人や一般の寄付者の方(個人・法人・団体)に知ってほしい「寄付の価値」をご説明します.
次に,膨大な先行研究の中から,現場の意思決定やファンドレイジングにとって重要だと思われる,下記の3つの寄付研究を紹介します.
・Ask(寄付依頼)の力
・クラウディングアウト
(ここでは,寄付先団体に政府等の支援が行われた際,寄付が減ってしまうことを指します)
・寄付が管理費用に使われることに対する忌避感
そして,誰が寄付募集のコストを負担するのが良いのだろうか,寄付市場の質ってどうなのだろうか,といった話もすることになっています.(なぜこんなに詰め込んでしまったんでしょうね・・・)
寄付募集には,3K(カン・経験・カリスマ)も重要かもしれませんが,論理(Logic)と先行研究(Literature)に基づいて,レバレッジ(Leverage)の効く形で(3L)進めていけるとよいのではと思っています.
博士論文執筆中にこんな余裕があるわけない,と思っていたのですが,やはり日本の科学・学術研究にとって寄付が大切だ,というメッセージは出しておかなければならないという使命感で申し込ませていただいた次第です.
特に,大学ファンドレイジング関係者の皆様,よろしければぜひご参加ください.