Sunday, 28 February 2021

勉強会の内容と、寄付市場の効率性について

来週の日曜に開催する、個人的なオンライン勉強会の準備をしています。

(本日まで申し込みを受け付けております。ご希望の方は下記からご覧ください)

「寄付の『そもそも』勉強会ーチャリティって何?フィランソロピーって何?」

https://watanabefumitaka.blogspot.com/2021/01/blog-post.html


驚いたことに、このようなテーマに、30人以上の方が申し込んでくださいました。ありがとうございます。

さて、どんな方が参加されるかというと、複数選択OKでご自身の立場を選んでいただいた結果、下記のような感じでした。(クリックで拡大します)


やはり寄付を募る側の方が多いという状況ではありますが、寄付をしたことのある人も18人、政策を考える立場の人が3人、寄付を研究する立場の人も6人と、ありがたい限りです。

当日、予想より多くの方が集まるので、19:45にはzoomをスタートして、ネットワーキングを求める方は自己紹介などをできるようにしたいと思います。

当日の内容ですが、下記を考えています。

1)今日の勉強会の目的
2)疑問
3)この1年で、どうやってその答えに近づいたのか
4)2つの概念の境界線を探ってみた結果
5)みなさんの組織、みなさんの寄付先は、どっち?
6)2つの概念を分けたときに起こることー「そもそも」研究のおもしろさ
7)まとめ

上記の5)や6)では、議論に参加したい人と議論しながら進めたいと思います。
(子育て中のため耳だけ参加、といった形も歓迎です)


このブログの読者の方のごく一部ではあるかと思いますが、皆様にオンラインでお目にかかれるのを、楽しみにしています!


<最近おもしろかった記事>


最後に、これはおもしろいなと思った最近の記事を紹介します。
Stanford Social Innovation Reviewのもの。

「寄付市場は、効率的なのか?」という問いに、ちょっと意外な回答を試みているものです。

効果的な利他主義を掲げる方々からすると、寄付市場は欠陥だらけに見えるのかもしれないのですが、この著者の方は、寄付者が寄付市場において、自分が求めるものを得ているのだ、と主張します。

そのうえで、より大きなチャレンジについて論じています。


「寄付市場において、みんなが求めるものを得られるようにする」ということは、上記の勉強会のテーマである、チャリティとは?フィランソロピーとは?という問いが関わってくる話なのですが、それはまた勉強会の当日に。




<おしらせ>
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ブログはがんばっても月に1回くらいの発信ですが、Twitterはもう少し寄付研究などについてつぶやいているので、よろしければぜひ何かの方法でつながってください。

本ブログの読者の方々と一緒に学んでいけることを楽しみにしております・・・!



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『日本の寄付を科学する 利他のアカデミア入門』の執筆に参加しました

坂本治也先生編著『日本の寄付を科学する 利他のアカデミア入門』のうち、2つの章を執筆しました。 2023年12月8日が出版予定日です。11月27日現在、下記のとおりAmazonから現在予約できる状態になっています。 私は、 第10章 分野によって寄付行動に違いがあるのはなぜか? ...