This week, I am going to pick up my favorite article on fundraising. Just reading the abstract of this article will be beneficial for practitioners. It covers more than 500 articles from a variety of disciplines and describes the eight mechanisms that drive charitable giving. Since it is published in 2007, you should read more recent reviews to cover new articles in last twelve years. Nonetheless, this was one of very good starting points of fundraising research for me.
According to the article, there are eight mechanisms which drive charitable giving:
(a)awareness of need;
(b)solicitation;
(c)costs and benefits;
(d)altruism;
(e)reputation;
(f)psychological benefits;
(g)values;
(h)efficacy.
This is a review of papers that contained empirical analysis of charitable giving. Most of the studies were conducted in the United States, the United Kingdom, the Netherlands, and Canada. After reading this article, I was more interested in the charitable giving in other areas where this article did not cover. My interest is the difference of optimal strategy in potential charitable/philanthropic giving market.
For more information, please refer the website below.
https://understandingphilanthropy.wordpress.com/
The authors are Dr.René Bekkers and Dr.Pamala Wiepking. I really thank these two distinguished scholars for giving me a huge insight.
Dr. Bekkers has a twitter account. Dr. Wiepking is a co-author of "The Palgrave Handbook of Global Philanthropy". I would like to tackle this book in near future.
本日取り上げるのはこの論文。500以上の論文を学際的にレビューした大変な労作です。
これによると、寄付を促進する8つの要素は、
(a)ニーズの認識
(b)寄付の呼びかけ
(c)費用と便益
(d)利他性
(e)評判
(f)心理的便益
(g)価値
(h)有効性
とのこと。実はこうした研究が米国のファンドレイジングにおいて十分に活かされているわけでもないようで、上記論文の中で「この本はファンドレイジングの実務についての本だが、科学的な研究を全く引用していない」などと指摘されているケースも出てきます。
掘っても掘ってもすごい学者、すごい論文が出てくる海外のフィランソロピー研究、おそるべし。
日本のファンドレイジング教育は米国のテキストをベースになされることが多いと思いますが、そのテキストが科学的な研究に立脚しているかどうか、立脚していたとしても市場環境の違い(上記論文は米国、英国、オランダ、カナダの論文を基に書かれている)を考慮しているか、というと悩ましいところ。
かくいう自分も、かつては経験論(年数だけは2000年からなのでわりと長いのですが)をマーケティングで補強した程度の知識でファンドレイジングを語ってきたわけで、反省しきりです。もっと勉強しよう、と思います。
Monthly Report on Charity/Philanthropy Research 寄付研究の月報です。 寄付を、経営科学の観点から考えてみよう!というブログです。 Interested in charitable giving, philanthropic giving, altruism, social marketing, behavioral economics and management science.
『日本の寄付を科学する 利他のアカデミア入門』の執筆に参加しました
坂本治也先生編著『日本の寄付を科学する 利他のアカデミア入門』のうち、2つの章を執筆しました。 2023年12月8日が出版予定日です。11月27日現在、下記のとおりAmazonから現在予約できる状態になっています。 私は、 第10章 分野によって寄付行動に違いがあるのはなぜか? ...
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坂本治也先生編著『日本の寄付を科学する 利他のアカデミア入門』のうち、2つの章を執筆しました。 2023年12月8日が出版予定日です。11月27日現在、下記のとおりAmazonから現在予約できる状態になっています。 私は、 第10章 分野によって寄付行動に違いがあるのはなぜか? ...
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大学の寄付募集にとって参考となる資料で、無料でインターネット上に公開されているものを備忘録として掲載していこうと思います。 随時更新していきます。 断片的なファイルがPDF形式で見つかり、全てのファイルが載っているページを苦労して見つけましたので、同じ苦労を他の方がされないように...
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COVID-19の影響で寄付募集に取り組むことになる人のために、本記事を執筆することにしました。 (最終更新:2022年10月20日) 私は大学に入った2000年からボランティアベースであしなが学生募金等の寄付募集キャンペーンに携わり、その後企業のマーケティング担当として勤務しな...