基本的に、人生を分かち合う、というのは不可能に近い

・・・と思う。

苦しい思いをしている人に出会っても、その苦しみを分け合うことは、ほんとうに難しい。

ほんとうに、ほんとうに難しい。


「共感」という言葉は最近はもう手垢がつくほど使い尽くされた感がある。

けれど、それとはまったく別の心の部分で、

ほんとうの意味で誰かに「共感共苦」することができるかどうか?

という問いは、そう簡単に自分の中から去っていかないでいる。


* * *


数学で、「漸近線」という概念を習ったとき、身体の奥に小さな針が刺さったような痛みを覚えた。

ある線に近づいていくけれど、どれだけ行っても、無限に遠くまで行っても、ついに接することはない線。

誰かの心を理解する、誰かの心に本当に接する(一致する)ということは、生きている人間である限りおそらく絶対にできないのだろう。
ただ、どこまでも近づいていこう、とする動きには、きっと価値がある。

だからこのブログは、人の心を理解する、人の心に接する、というそもそも不可能に近いことを、それでも目指す人生を歩むつもりで名付けた。




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